23歳男 ファミレス勤務で男3人の共同生活を体験
以前、勤務していた会社での話です。
大学卒業と同時に私はファミリーレストランチェーンの会社に入社しました。
その会社は全国にファミリーレストランを展開しており、30歳までの社員は独身寮に住んで、そこから勤務をしていました。
独身寮とはいえ、民間のアパートを会社が借り上げ、そこに住むというスタイルでした。
私が入社した頃は、ちょうど家族用のアパートに複数で住む方式から単身者用アパートに切り替わっていた最中でしたが、私は2人の先輩社員と3LDKのアパートに住むことになりました。
初めての1人暮らしが3人暮らしということで、共同生活に不安がありましたが、思いの外楽しかったです。
仕事柄、長時間労働だったので、先輩たちも家にいることがほとんどなく、休みもバラバラだったので、家にいる時は、ほとんど1人でした。
たまに休みが一緒になると、ご飯を食べに行ったり、遊びに行ったりしたので、ホームシックとは無縁の生活を送ることができました。
私は同居人に恵まれたせいか、私の初めての寮生活は、とにかく楽しかった思い出しかありません。
暇な時は遊んでもらいましたし、悩みがあれば、相談できました。
どこに行ってもほとんど奢ってもらっていましたので、とても助かりました。
勤務先での恋愛が、仕事に影響するので二の足を踏んでいた私に、先輩たちのお店の女の子を紹介してもらい、彼女も早々にできました。
3人での生活だったので、週替わりで掃除当番を決めていましたが、職業柄、全員掃除のプロなので、男所帯とは思えないほど、キレイでした。
そもそも他の人に迷惑をかけないようきれいに使う意識が高いので、それほど汚れておらず、掃除自体も簡単かつ楽チンでした。
何より心強かったのは、病気になった時でした。
仕事的には肉体労働で体が鍛えられて、あまり病気をしなかったのですが
、インフルエンザなどたまに罹っていました。
そういった時は、ご飯を差し入れしてもらったり、病院に連れて行ってもらったりと、本当に助かりました。
楽しい共同生活も3年目を迎える頃に、単身者アパートへの移動となり、終了しました。
1人でアパート暮らしを始めてしばらくは、あまりに寂しく、よく先輩のアパートに遊びに行っていました。
先輩も寂しかったらしく、快く迎えてくれました。
たった2年だけの共同生活でしたが、私にはとても良い思い出となりました。
会社を変わった今でも、2人の先輩とは良い関係を保っています。