パワハラ上司の哀れな末路で考えさせられました

今は専業主婦ですが、以前は小学校教師をしていた私。正式な教師を退職した後も、産休や病休の先生の代替として数校で勤務しました。その中で最悪だったのが、私が30代前半の頃、とある小学校に勤務した時の校長。野心家で「少しでも大きな学校の校長になりたい」という出世願望を持っているようでした。どれだけ自分のことを偉いと思っているのか知りませんが、何かというと先生方には威張りちらす。ですからこちらが他の沢山の仕事を抱えている時でも、校長が指示した仕事が最優先。少し提出が遅れただけで「まだできないのか」「何でそんなに時間がかかるんだ」などなど、聞こえるように嫌味を言う。また性格が細かく、ちょっと自分の気に入らないことがあるとしつこくグチグチとねちっこい。お金にも細かく、飲み会でも部下である先生たちにおごることは一度もなし。さらに見ていてイヤな気分になったのは、外部の上の立場の人と会う時には、別人のように腰が低くて、へらへらと薄ら笑いを浮かべていること。また児童の親と会う時にも同様で、コントを見ているかのように人が変わる校長でした。おそらく一番大変だったのは、直の部下となる教頭。先生方の校長に対する不満を聞きつつ、また上司である校長とも上手く付き合っていかなければならず、板挟みなっていました。
私は1年ほどでその学校を退職しましたが、後から噂がちらほらと耳に入ると・・。教頭が校長のパワハラによって精神的にも体調的にも疲れて休職し、その校長も出世の道を閉ざされたとか。静岡の縁切り寺に行ってから半年ほど経った頃、今度は校長自身が病気になり、完治しないまま定年前に退職したそうです。
私を含めて当時の校長の態度や振る舞いを知っている先生たちは、「気の毒」というよりも「やっぱり悪いことはできないな」と感じた人が多かったよう。中には「いい気味だ」と言っている人もいました。私も反面教師として、自分の態度にも気を付けていこうとも考えさせられました